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琉球代表のエンブレムに込められた想い。

今日は、琉球フットボール協会のエンブレムそしてユニフォームについてご紹介したいと思います。

テーマは「進貢船」!!

協会ができる前、まだ琉球代表としてのみ活動していた頃、エンブレムやユニフォームをどうしたら良いか?を考えていました。まずどんなコンセプトでどんな活動をするのか?今後どうなっていくのか?そういうことの想いをエンブレムに込められないかと考えたのです。

そして新たなチームのエンブレムとユニフォームデザインのコンセプトを「進貢船」にしたのです。

進貢船とは、琉球王国が14世紀から19世紀中期まで行った、対中国交易・使節を派遣する為に用いられた琉球王国の官船で、船首部の獅子の絵と舷側(ゲンソク)の目玉が特徴です。これは、このチームが、沖縄から日本ではなく、アジアそして世界に向かって行くこと、またチームの活動が、アジアをファーストステップとした、世界中でのスポーツ・文化・経済の交流を目的としていることを表したのです。

【エンブレム】

1、輪郭を描く地図と羅針盤

輪郭を描く上下左右の赤い出っ張りは羅針盤を表しています。情熱の羅針盤で自分たちが向かう方向性を教えてくれています。そしてメインの黒縁で中が白の輪郭は地図を表しています。形状のこだわりは、ボールの左右がくるくるっとなっていると思いますが、琉球王国当時の古い地図を広げていることを表しています。

新しい現代の世界地図ではなく、当時の歴史文化を重んじながら、琉球が世界と交流していた当時の地図を表しています。そして地図の中身が真っ白なのは、これから琉球フットボール協会が新たな歴史で地図を描いていく、未来への希望をあわらしています。

左上から右下に右下に伸びている黒いラインは黒潮を表しており、この黒潮をまたぎながら力強く進んでいく様子、そして様々困難黒いラインを超えていく、限界を超えていく力強さをアピールしています。

2、サッカーボール

これは、もちろん競技がフットボール・サッカーであることを表しています。

3、黄金の「進貢船」

中央には黄金に輝く、皆の期待を背負った黄金の「進貢船」が世界に船出している様子を表しています。そしてこの「進貢船」が羅針盤で西を向いているのは、東の日本国内ではなく、西からアジアそして世界へと船出している様子を表しています。

【ユニフォーム】

 ホームユニフォームのメインカラーは白で、真っ白なキャンパスに新たな歴史を刻む、挑戦することを意味している。(※Jリーグのユニフォーム規定で、白のホームカラー仕様は当時NG)

選手の左胸にはエンブレム、右肩から斜めにかかる黒いラインと大きな目玉は、進貢船の舷側をモチーフとしており、真っ直ぐな信念と眼差しを表している。また右肩からかかっているのは、エンブレム同様「進貢船」が西側に向いていることを表しており、また右肩上がりという験担ぎの意味合いもある。(※右肩上がりにチームが成長する願いが込められている。)フィールドプレイヤーの右袖は、ホームもアウェーも赤で統一されており、これも進貢船の船首部の色を採用し、また同様に獅子を描いている。

出所:『Wikipedia』 http://ja.wikipedia.org/wiki/進貢船

この様に、琉球フットボール協会のエンブレム、そして代表のユニフォームは沖縄から九州・全国・世界という道のりではなく、子供から大人(スポーツから文化・経済交流)まで沖縄から直説世界に飛び出し挑戦することを表現しています。移民で沖縄から世界中に飛び出した先人たちと同じ様に、新たな挑戦で苦労をするかもしれないが、強く戦い抜いてまた沖縄に平和を持ち帰ってきてほしいという想いを込めています。

こういったことを表現し、サッカーを通して子供達が「琉球」「進貢船」「外交」など様々なことに興味を持ってくれたら嬉しいと思います。

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