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「なんでお前プロじゃないの?」

宮城哲郎

 

先日、香港にいった時の話。

 

あなたもよく知っている通り、
香港という場所は独特の場所です。

 

現在は中国という国ですが、
その前はイギリス領であり。

 

現在も、一国二制度ということで、
中国ではあるのですが、中国とは異なる政治を行なっています。

 

そのせいか、住んでいる民族も多様性があり、
経済的な視点でも世界中の人達が集まっているせいか。

 

街を歩けば、色々な国の人達が街を歩いています。

 

そんな中での話をあなたにもシェアしたいと思います。

プロじゃないのにプロよりも上手い男

 

実は、僕は会社を二つ経営しており、
今回はその仕事の関連で香港を訪れたのですが。

 

その経営者仲間の一人が、
香港ではちょっとだけ有名なサッカー人なのです。

 

お互いに、サッカーが好きということもあり、
「久しぶりにボールを蹴りませんか?」ということで。

 

香港にある、スポーツクラブのフットサルコートで
一緒に汗を流す事にしました。

 

記事の最上部の画像の写真を見て欲しいのですが、
香港はアジア圏にも関わらず、
イギリス領時代のなごりがあるのか。

 

こうした欧州型のスポーツクラブが存在します。

 

それは、中国に返還された今でも変わらず、
香港の人達は時間の合間を縫って、
各々がスポーツを楽しむ文化があるのです。

 

友人も、仕事の合間に僕とランチを食べる約束を放棄し(?)
ボールを蹴るぐらいですからスポーツの力を思い知らされます。

 

そして、以下の画像にあるコートでボールを蹴る事になりました。

 

フィールドはコンクリートで、
コートの作りも少し変です。

 

フットサルコートよりも大きいのですが、
サッカーコートよりは小さく、

 

でも、しっかりとペナルティエリアが存在しており、
キックオフをして、数mも進めばペナルティエリアです。笑

 

ということで友人と一緒に試合をする事になったのですが、
開始から数分もたたないうちに僕は「ある事」に気がつきます。

 

そのある事とは、このフィールド内にひと際目立つほどに、
『サッカーが上手いヤツ』がいるのです。

 

聞くと彼は中東系の国の出身で、
色々な背景を経て香港に住んでいるという事でした。

 

僕もサッカー選手の端くれです。

 

これまで南米やヨーロッパの選手達ともプレーをしてきましたが、
そのどちらとも違う動きやプレーを繰り広げるのです。

 

もちろん、これは遊びです。
※下はコンクリートなので転んだらかなり痛いです。

 

ですが、皆、本気です。
これは海外でサッカーをする時のあるあるです。

 

下がコンクリートだろうがなんだろうが、おかまい無しです。

 

最初のフレンドリーな感じはどこにいったのかと思うぐらいです。笑

 

気がつくと、友人は叫び散らしていました。
※彼は、結構な規模の会社の経営者です。。。

 

もちろん、僕もヒートアップです。

 

終わったらヘトヘトです。でも、日本にいるとなかなか味わえないような、
間合い、パワー、スタイルを体感し、凄く楽しい時間を過ごせました。

 

試合終了後、僕は先ほどの中東系の選手に声をかけました。

「どこかのチームにいたの?なんでプロじゃないの?」って。

 

彼は言いました。

「自分の生まれ育った所にはそういう物はないし、あったとしても、それどころではない」

そう語ってくれました。

 

世界とは不思議な物です。

才能があれば、そしてそれに見あう努力をすれば、人生を切り開く事ができる。

そう信じていたのですが、そういうものが綺麗事だということを痛感しました。

 

友人も言ってたのですが、
「香港にはそういう事情の人達がたくさんいるよ?」
との事でした。

 

ちょっと、返す言葉はなかったですね。

 

でも、もしかしたら、、、

 

この琉球代表として活動していれば、このように、
国の事情でサッカーどころではない選手達と
サッカーで真剣勝負が出来るかもしれない。

 

そういう何か希望めいたことを想像しました。

 

僕は、その彼に言いました。

「また、サッカーしよう?」と。

 

その時に「Yes!!」と笑顔で返してくれた、
彼の顔が今でも忘れられません。

 

サッカーをしていれば、いつかまた会える。

 

その事を信じて、今日も練習に明け暮れたいと思います。

 

宮城哲郎

 

 

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