RFAのHPをご覧頂きありがとうございます。
今日は、我々RFA(Ryukyu Football Association)が加盟している「ConiFA」(コニファ)についてご紹介します!
ConiFAは、正式名称【Confederation of Independent Football Associations】という名で独立サッカー連盟と訳されます。その略称が「ConiFA」という訳です。
2013年9月5日にフランド会長らに設立され、スウェーデンに本部を置いています。
現在HPで確認出来る加盟協会は、RFAを含め世界で43団体、うちアジアが9団体となっています。
これらは、国際サッカー連盟(FIFA)に加盟していないサッカー協会によって結成された団体であり、FIFAに加盟できない国(=国家として国際的に承認されていない政権)が多く含まれる点でも大変ユニークである。
よくわからないですよね?
日本人の方だとわかりにくいと思うのですが、皆さんになじみのあるところでいくと、「台湾」は国ですか?地域ですか?
えっ!国でしょ!という方も、えっ!!中国の一部でしょ?という方も両方いると思います。
台湾は中華民国という国で、中国とはパスポートも違います。しかし中国は「一つの中国」という考え方で、中国大陸・マカオ・香港・そして台湾をまとめている唯一の政府は中華人民共和国であるとしています。
台湾を国として認めている国も少ないため日本では、えっ!どっちなの?
という現象が生まれています。
そのため、オリンピックなどには、チャイニーズタイペイ代表として出場しています。
これらの政治的思想や両国との関係に僕が言及するのはここでは控えますが、日本もその昔そうでしたが、未だに世界中では領土問題や民族問題が多くあるのが現状です。
特に僕ら沖縄の人間は、琉球王国から薩摩に侵略され日本になり、そして太平洋戦争でアメリカになり、そして日本に復帰するなど、日本国内ではこのような問題に未だに直面している数少ない地域です。(その他には北方領土などがありますね)
なので県外の方よりこういった話題に共感しやすいのだと思います。
そしていつもお話ししていますが、僕はこれらの話について、RFAに政治的・宗教的話は一切持ち込みません。
僕らは、「その昔この生まれ育った島に琉球王国という国・独特な文化があった。」ということをオジィ・オバァから言い伝えられてきました。むしろ今はない国だからこそ、「よそにない自分たちだけのもの」ということで大切にそのアイデンティティを守っていこうとしているのかもしれません。
今は感じることができないものだからこそ、残したい・伝えたい・想像したいそんなものなのかもしれません。
我々は幸運なことに、この琉球という名前で、世界中に移民していった方々とも未だにつながっています。これは本当に素晴らしいことです。
こんな人と人とのつながりや、自分達の文化やアイデンティティを表現する場としてConiFAがあり、そしてサッカーを通して違った文化やアイデンティティを認め合い感じることで、より自分達が磨かれていったり、友好関係を築いていけたりするのです。
サッカーをする喜び。
それは、努力してきたことを発揮することであり、その成果を認めてもらいたいという欲求であり、そして相手と繋がる喜びである。
そんな繋がる相手にどう自分を認識してもらえるか?
アジア人ですよね?っていうより、日本人ですよね?って言われた方が嬉しいですよね!
それと全く同じで、より詳しく、その昔あった琉球という国の地域から来ているサッカー選手だよね!と相手に知ってもらったら嬉しいですよね!それだけです。
今まで沖縄は、九州へ行き、その後全国へ行き、世界に出るというかなり遠い道のりでしか世界に出れませんでした。
数名しか日本代表にたどり着いて世界に出た人はいません。
でもConiFAというチャンスは、まさに「沖縄から世界へ」繋がれるのです!
こういったチャンスを作ってくれたConiFAに感謝ですし、ぜひ沖縄から世界に出たいという日本人の皆さんも一緒に挑戦しましょう!
この記事へのコメントはありません。