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はじめての方へ

どうもありがとう!

HPをご覧頂いている皆様、興味を持ってもらいありがとうございます。
私の名前は宮城亮。この琉球フットボール協会のチュアマンをさせてもらっています。

あなたが、このページにたどり着いたという事は、きっとあなたは…

『琉球代表』というフットボールチームの事をどこかで耳にしたか、
または、ConiFAという名前を聞いて、このページにたどり着いた人でしょう。

そんなあなたに対して、このサイト自体が物凄く興味深いものになって頂く為にも、
今回は「この琉球フットボール協会とはなんぞや?」という事をお話ししたいと思います。

設立までの経緯と想い

実は、私自身、協会設立への思いが強くなったのは本当にこの1年(2017年現在)くらいなんです。

それまでは、台湾で開催される東アジア国際サッカー大会に琉球代表として参戦しており、台湾やマカオ・香港・広州・ソウルなどのようないわゆる「東アジアの地域」で、サッカーを通じて国際交流する楽しさ、国際試合独特の緊張感や高揚感が忘れられなくて参加していたのです。

しかし、昨年6月にConiFAワールドフットボールカップinアブハジアを視察して、その考えがガラッと変わりました。例えるのが難しいのですが、頭をハンマーで殴られたような衝撃を受けたぐらいの衝撃でした。

なぜなら、今世界は、様々なボーダーがなくなっていたり、新たなボーダーが引かれたり目まぐるしく動いているという「事実」を目の当たりにしたからです。

海に囲まれた日本に住んでいるとあまり実感しないかもしれませんが、あなたもテレビなどのニュースでよく目にする通り世界中では。

大きな国が崩壊し小さな国が誕生していたり、ヨーロッパはEUとして活動したり、それを脱退する国が出たり、その中で何の罪もない一般市民達が、住んでいた場所を追い出されたり、仲良しの友達も民族の違いで引き裂かれたり様々な現象が起きています。

もちろん、誤解の無い様に最初でお伝えしておきたいのですが、その国の状況や政治に詳しくない僕がここで勝手なことを言えませんし、言うつもりもありません。

ですが、ConiFAワールドフットボールカップの視察で、アブハジアという国に行ったことで物凄く感動する出来事があったのです。

当たり前の様にサッカーが出来る事への涙

それはスタジアムで開会式を見に行った時のことなのですが、きっと皆さんも初めて耳にするような国や地域の選手たちが、競技場を大観衆の声援の中、国旗をもち練り歩いている時のことです。

通常なら国連に加盟しているパスポートに記載されている国の旗を持つところが、民族や地域の旗をこの大きな国際大会で堂々と掲げることができる。

自分たちのアイデンティティを堂々と主張できるということで、涙を流して喜んでいる人たちがいたのです。

アブハジア代表の最初の試合でもそれはありました。満員のスタジアムに埋もれていた僕は、サポーターの様子を写真に収めようと後ろを振り向きました。

すると、新しい国のスタジアムで自分達の国旗が掲げられ、今、現実に自国の国歌が流れていること、多くの命を奪った戦いがなく、これまでやりたくても出来なかった、サッカーの試合が普通に行われていること。

その自分の国の代表を応援できることに対して感動して涙を流している人が大勢いました。僕なんかが軽々しく語れない、争いや犠牲になった人への思いも溢れ出たのでしょう。

政治や宗教など様々な問題はあると思いますが、このスポーツ・サッカーの場所なら、思いっきり自分たちを表現できる。そして相手を認めることができる。そんな純粋なサッカーができる喜びを目の当たりにしました。

僕が生まれた沖縄もその昔、琉球王国という国があったのですが、それが薩摩に侵略され、大戦の後はアメリカ統治時代も経験したということがあります。

僕は、正直このことについて恨みつらみは全くありません。
なぜなら、その全てがあったから今の僕たちが存在しているからです。
※こういうことを前もってきちんと伝わなければいけないほどに今の世の中は複雑です。

でも、この琉球という名前で一つになれる仲間が多く存在することがわかりました。
県外に広がる県人会の皆さん、世界中に広がる県系移民の皆さん、そして今沖縄を愛する全ての人々です。

この仲間たちと一つになって、純粋にサッカーできる喜びを感じている、
世界中のConiFAの仲間たちとサッカーがしたい!

純粋にそう思うようになったので「ただの選抜チームではいけない、理念のもとに集まる仲間でなければいけない!」そう思い、琉球フットボール協会設立を強く意識しました。

東アジアの地で結果を出して来た琉球代表!だが・・・

アブハジアに行き琉球フットボール協会・琉球代表を強く意識するようになったのですが、その後8月に東アジア国際サッカー大会が行われました。

これは2014年から毎年行ってきたものなのですが、開催するにあたり各地域でスケジュールを調整しなくてはなりません。大会を中心になって企画しているのが台湾側と僕らということもあったので、僕らのスケジュールが大きく大会の開催に影響するんです。

よその国は、7月ごろなら大会に参加できる!という返事をもらっていたのですが、琉球代表の選手のほとんどは大学生。そのため、大学のテストや九州リーグの都合でいけないということで8月に開催してもらうことになったのです。

そのおかげで、よその国は出場を辞退せざるえません。台湾からはユニバーシアード台湾代表のメンバーなどが出場しました。それ以外は、台湾の地域選抜チームです。

第1回大会・第2回大会と2連覇している琉球代表ではありますが、国のトップでもある台湾代表に惨敗。言い訳はしたくありませんが、過去二回に比べ、今回は大学側からもあまり選手を出してもらえず、1・2年生のみの参加でした。

それが台湾のトップと試合をするのですから、戦術を駆使しても思うような結果が出なくて当然です。そして結果4チーム中3位という結果に終わりました。

初めての琉球代表で感じた敗北感、そして閉会式が行われているのに、参加せずにそばで練習している代表チームと監督(しかもこの台湾代表チームの監督は日本人。。。)この大会で試合以上に、交流だとか友好関係を築くとか大切な理念があるのに、相手をリスペクトしているとは思えない態度。これには本当にショックでした。

こんな環境やこれくらいの想いしかない人たちと一緒にサッカーをやっていて、本当にいつかConiFAの舞台に立てるのか?その日は悔しくて眠れませんでした。

もっと純粋にサッカーをする喜びを感じる、相手を尊重する、受け入れる、そんな仲間達とサッカーをするためには、こちらのスケジュールとか、メンバーがどうだとかで活動していてはいけない。

本当に琉球の代表として試合をする喜びを感じ、琉球の代表として世界中の仲間と交流し、相手を受け入れられる選手達を集める、いなければ育成するということをしなくてはいけないと思いました。

そのためにはやはり協会の整備は急務だと思いました。

故郷の沖縄でW杯を開催したい!

 

よく「チュアマンとしてどんな夢や目標があるか?」そう多くの方に聞かれるのですが、やはり一番に実現したいことは、この沖縄県でConiFAワールドフットボールカップを開催することです。

その為にはまず琉球代表が本大会に出場し経験も積まなければなりません。まだアジア大会というのが開催されていないという話もConiFA側から聞きましたので、同じ日本国内で活動するFCコリアの皆さんとも協力させて頂きながら開催できたらうれしく思います。

このConiFAワールドフットボールカップを沖縄で開催するというのは本当に素晴らしいことだと思います。先ほども話しましたが、自分の地域やアイデンティティに誇りを持っている人たちが大勢沖縄におとずれます。そんな人たちに沖縄の歴史や風土を感じてもらいたいし、多くの経験から平和について共感できる部分もあると思います。

また、そんな人たちとホスト役になる沖縄県民が交流することで、選手以外にも多くの人々にとって有益なことだと思います。

それは、琉球の歴史を学ぶ機会にもなるし、世界の歴史を学ぶ機会にもなるし、テレビでは伝わってこない世界の仲間達の人の良さとか純粋さサッカーの素晴らしさを体感してもらえると思います。

こうして体感することで、今後、自分たちはどう行動していった方がいいのか?何ができるのか?何が尊いのか?そんなことを考えてくれれば素晴らしいと思います。

 

様々なチャンスや可能性に溢れている

この様な活動をしていると、どうしても政治とか宗教とか思想的なものをイコールにしてしまう人がいますが、僕自身はそんなことは一切ありません。

シンプルに、「純粋にサッカーを世界中でしてみたい!」「サッカーをきっかけにいろんな地域の人たちと交流したい、仲間を作りたい!」そんな人たちと一緒に作り上げていきたいですし、その理念を継承した子供達の育成にも取り組んでいきたいですね。

またどうしても協会運営も大会誘致も費用がかかります。一番の責任者として私も利益を確保する為にも活動はしていますが、ビジネスチャンスとしてもこの大会の可能性を感じているんです。

今はネットで全試合世界中に配信することができます。国内の試合のように放映権をガチガチに縛られて、むしろお金をとられる大会ではなく、こちらが主導して試合と一緒にどんな情報を提供するか?ネットの試合映像を見ながら、日本企業の商品やサービスにアクセスさせるということも可能です。

また、選手以外にも世界中からファミリーや報道関係者が訪れますから、この人たちの受け入れだけでもかなり大きなお金が動くことになるでしょう。

このようにこのConiFAという新しいチャンネルを通して、世界にPRしたい!というベンチャー企業さんからしたら、かなりのビックチャンスだと思いますし、大きな大会を誘致するというのは、日本の文化や商品を海外にPRするのにうってつけです。

いきなり日本人が海外を訪れて、営業しても誰も相手にしてくれないでしょう?でも、先日もConiFAの大会を視察に行ったら、アブハジアの大統領に会えちゃうんですよ??

これって本当にすごいことですよね?純粋な思いで繋がっているサッカーの大会を支援する企業ということで、だいぶ世界で受け入れられやすくなるでしょうし、「そういうことを一緒に実現したい!」という企業さんも是非仲間になって欲しいと思います。

 

みんなで喜びを分かち合いたい

今オンラインで世界中、簡単につながる時代になって、結構オフラインですぐ隣の人とも繋がっていないというのがよくあると思うんです。昔は隣の家に醤油を借りに行ったとか言いますが、そういうのは全くない。醤油がなければコンビニかアマゾンです(笑)

ですが、日本は大震災を経験して、強制的に同じ避難所での生活を余儀なくされたり、見ず知らずの人と物資を分け合って生活しなくちゃいけない時を経験しました。

そんな生活が耐えられなくて車で寝泊まりする人がいたり、そのおかげで病気になっちゃりと本当に苦しい思いをしてきたと思います。

もちろんこれは非常事態だったと思います。ですが、こんな悲惨な状況ではなくもっと生活のどこかで心をオープンにする機会があってもいいんじゃないかって思うんです。

でも、そうは思っていたもそんな事ってなかなかできないですよね?それをこう言った大会を誘致し、外国人や様々な肌の色宗教の人と交流することで、多様性が身につくと思います。子供達の成長期にもこのような経験は絶対に必要だと思います。

ConiFA加盟国の中には、国が海面上昇で沈んでしまう!と言われている国もあります。

今自分たちの状況や相手の状況を理解し受け入れる気持ちを持つことで、世界中の様々な問題解決の切り口になると思うし、こう言った話を聞いた子供達が将来それに取り組むスペシャリストに成長することだってあると思います。

また琉球代表というアイデンティティを持っていたら、世界中の県系移民の方々やConiFAの仲間たちが現地で受け入れてくれて、世話してくれるって世界になったら、本当に幸せなことだと思います。

こうやって世界中オフラインでも繋がって何かトラブルが起きそうな時に、相手の国の仲間の顔が思い出せたら、最悪のことにはならないんじゃないかって思います。

そうやって、沖縄の子供達が他者を受け入れ、そして受け入れられる社会になるというのが夢ですね。

そして分かりやすい夢として、ワールドフットボールカップでの優勝です!今まで話してきた通り、これは選手だけじゃなくて、世界中の琉球で繋がる仲間達と喜びを分かち合いたいですね!

サッカーを通した沖縄のネットワークづくり

将来的には世界中にこの琉球フットボール協会の任務を任せられる人を置きたいです!これは組織としていつでもいろんなところでスポーツを通じて交流ができるというのも一つですし、県系移民の選手発掘などはブラジルにいたら本当にすぐいい選手が見つかると思いますしね。

また選手以外にも県系移民の方で世界的にビジネスをしている人たちとのコラボもしたいです。また海外の企業を日本・沖縄に受け入れる役割もできたらいいと思います。

もちろんサッカーを通してです!それ以外はすでにJICAなどがすでに行っていますからね!また、このConiFAが今は代表チームだけですが、ビーチサッカーの大会やフットサルの大会も出てきました。今度はアンダーカテゴリーも出てくると思いますし、今後そうやって繋がった地域の方とサッカー以外の競技も広がっていくと思います。

やはりそうなった時に、ただの国際交流の団体という役割ではなく、琉球フットボール協会として、沖縄の歴史や交流することで生まれる多様性などをしっかり次世代の子供達に伝えることができる協会になりたいですね。

このような想いを持って、琉球フットボール協会は活動を行いますが、琉球代表は本当に大きな可能性と広がりがあります。あなたも是非一緒に活動しませんか?

あなたの生活や仕事、人生を豊かにする活動になることをお約束しますよ?

 

琉球フットボール協会 チェアマン 宮城 亮

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