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2戦目 〜サッカーというスポーツの怖さを制す〜

from 宮城哲郎

 

前回の記事はこちらから → こちら

 

我々、琉球代表にとって、

今大会唯一のナイターゲームが始まる。

 

選手達は休みもほとんどなく、

沖縄から移動(初日) → 開幕戦(2日目) → 午前練習 → 試合(三日目)

 

そんな感じのスケジュールなので、

慣れていない学生には精神的にもしんどかったと思うが。

 

そのシンドイ様子を異様な雰囲気が消し去ってくれた、

その雰囲気とは地元の大応援団の声援だ。

 

地元台湾の人達からすれば、

海外のプロリーグの様にナイターゲームをすること自体、

なかなかお目にかかるものでは無いらしく…

 

会場の雰囲気も凄い盛り上がりだったのだ。

 

その盛り上がりが学生達を、

逆に集中させてくれたのは有難い。

 

疲れ以上に、会場が盛り上がっているという現象が、

選手達にやる気を出させてくれたのだ。

※試合前に、ある選手は「プロみたいだ〜」なんて言っていたし…笑

 

ウォーミングアップからの集中力も高く、

程よい緊張感でゲームを迎える事が出来たのである。

 

貴重な先制点

 

試合開始から相手は予想通りDFラインでボールを回しながら、

中盤の代表選手にボールを入れながらゲームを展開してきた。

 

この展開に対しては以前の記事でも話していた様に、

準備はしっかりしていたので、

 

ウチのチームとしても「裏へのボールは無い」と読み、

しっかりと狙った場所(相手ボランチの位置)へのプレッシングに集中できた。

 

立ち上がりの数分は、局面の1対1の個人スキルの差で対応が出来ていなかったが、

徐々に、スピードにも慣れてきてきたところ序盤は完全にウチのペース。

 

高い位置でボールを奪う事に成功していたので、

中盤の選手もフラストレーションがたまったのか、

自陣のDFラインに吸収される様に下がってボールを受けようとしたのだ。

 

そして、うちが一番やりたかった事がまさにそれで、

中盤の選手が下がってボールを受けても、

それを執拗に追いかける事を実行する。

 

もちろん、それを続けるには、相応の持久力が必要になるのだが、

そうなると相手は手詰まりになってきてパスを回す事が困難になる。

 

この試合では、序盤からその流れを作りたかったのだ。

 

結果的に、早い段階でその流れが訪れてきたのが功を奏し、

うちの選手が相手のDFラインでボールを奪う事に成功する。

 

DFラインでボールを奪うと言う事は即ち、

ボールを奪取後、即キーパーとの一対一の場面を作れるという事にもなる。

 

その最初のチャンスを見事ゴールに沈め、

先制点を奪う事に成功したのだ。

 

疑問が蔓延する瞬間

 

立ち上がりの先制点は、

うちのチームに大きな勇気をもたらしたのはもちろんだが。

 

何より、相手チームへの心理的なダメージが大きかったと思う。

 

もう、相手にはただの「沖縄のチーム」には見えなかったはずだ。

 

「アジアナンバー1の国にある日本という国のチーム」

そういうイメージが刷り込まれたに違いない。

 

相手は、うちの事を格下と見ていたはずだが、

最初の一点で、そうした自信に対して疑問を抱き始めてくれたのはデカかった。

 

本来であれば、相手の方が圧倒的にレベルは上だ。

 

だが、サッカーの面白さでもあり、怖さなのだが、

1つのプレーがきっかけで、そうした心理的な状況は大きく変わる。

 

うちのチームにとっては、

「今日の試合も勝てる」という心理状態になり。

 

相手チームにとっては、

「今日の試合は大丈夫だろうか…?」そんな心理状態になったことだろう。

 

そういう状態で、残り試合時間は70分以上も残っている。

 

そうなると、失点した側のチームがやる事と言えば2つだ。

・慌てず、自分達のサッカーをやろうと切り替える

・早く、同点にしたいと急ぐ

 

この2つが考えられるのだが、この失点がもたらした効果は、

相手に後者のサッカーを選択させる事になった。

 

そなると、前日の試合の中で試していた、

DFラインの連携、確認の経験が生きてくることにもなった。

 

そして、すぐさま僕は選手に対して指示を送る。

 

「相手は、前半とにかく早い攻撃を選択するはずだから、中盤でボールを回されても良いから裏のスペースだけはとにかく走られてもボールだけは触らせない様にしてくれ」

 

そんな指示を出した。

 

前半の目標は、相手に攻め急いでもらい、

失点ゼロでハーフタイムを迎える。

 

それがハーフタイムまでの残り時間、

うちのチームのミッションとなったのだ。

 

実際に、その展開をゲーム前のうちで予想していたので、

予め、この試合には1トップの選手も中盤が得意な選手を置き、

守備に重きをおけるような組み合わせにしていた。

※正確には、そうあって欲しいという思いで戦略をたてたので…。

 

結果的に、前半を1−0で終了し、

勝負の行方は後半戦にもつれることになる。

 

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